三陸鉄道周遊の旅2(三陸鉄道編)

 二戸からのスワロー号の旅である。バスは東北新幹線が遅延したことに連座して遅れ結果として30分遅れであった。いくら待っても交差点にバスが現れないことは私たちを非常に焦燥させた。 スワロー号の旅は1時間程度。久慈渓谷の絶景を車窓に臨む。写真がないことが残念ではあるが岩手県の車窓で五本の指には入るだろう、それくらいの雄々しさである。 バスは先行便を途中で抜かしてお昼前には久慈駅へ到着した。こたつ列車の運行時間にはなんとか間に合った。早速弁当を受け取り指定券を買ってこたつへ入る。

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久慈駅
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レトロ列車
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人が多く乗っていた

 JRのホームには八戸線の新型車両キハE130系も止まっている。去年の冬にキハ40に乗って陸奥白浜から八戸まで乗ったことをふと思いだした。こたつは掘りごたつになっていて靴を脱いでそこへ足を入れる。入れた当初はまだ暖まっていないが外気も厳しい寒さではないのでそれほど気にならない。

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太平洋
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あまりにもきれい

 列車はこのように海沿いを進んでゆく。特に普代までの区間は線路が古いからか眺望には一層優れている。海岸線が綺麗に見える橋梁などでは列車は一時停止をしてその車窓を楽しませてくれる。群青色の海面は遠く水平線が霞む辺りまで思うがままにその色を映し出していた。

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なもみ

 普代から先はトンネルが多めになってゆく。車内販売のせんべいをかじりつついると 鬼が現れた。なもみと言うらしい。見た目はなまはげそのものだがしかしどちらが元祖と言うこともないのだろう。このような民俗行事は日本各地で見られる物である。このなもみ、鬼の形相でありながら中身は後期高齢者と頗るギャップが激しい。記念撮影にも応じてくれる気さくな方だった。

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昔大好きだったかいけつゾロリ

 途中で列車のすれ違い。こうしたものまでアテンダントの方は説明してくれる。平均年齢は高く歓声が起こることもなかった。

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宮古駅
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指定席
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こたつ

 宮古駅に到着。夕方の風情をしているがまだ3時前。哀愁の感が漂う車内、そして和風の指定席表示。明らかに鉄道など興味がなさそうな20代女子三人衆が列車を背景に写真を撮っている。一体彼女たちは何が目的で写真など撮っているのだろう。冬のプラットホームの喧噪は絶えない。

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リゾートあすなろ

 隣にはリゾートあすなろ号。指定席を買う必要があり、間に合わないわけではなかったが接続に難あり。106急行バスには人だかりができているのにこちらには人影が見られない。必ずやこちらの方が快適な旅を送ることができるのになぜ使わないのだろう。値段も500円ほど高いだけである。JR東日本のやる気のなさと旅客の盲目的な106急行信仰は止めるべくもないのか。高速のない区間なだけに惜しい気がする。

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キハ110系

 こちらには茂市行きの定期列車。切符の関係で私たちはバスを使った。前の便とは打って変わり車内には5人ほど。紫外線カットの窓は景色をセピア色に染め上げる。途中閉伊川の流路変更や大規模な道路工事が行われている。トンネルが開通したら鉄道の勝ち目はなくなるはずだな、など思いつつうたた寝を繰り返しながら盛岡へと帰った。

投稿者: yonekura53

こんにちは、米倉と申します。海老名鰹だしとも申します。クラシック音楽と旅行好きの大学生です。

三陸鉄道周遊の旅2(三陸鉄道編)」に2件のコメントがあります

    1. 返信ありがとうございます!

      久慈はあんまり探索したことはありませんが魅力的なところです。
      個人的には盛岡から久慈までの葛巻~平庭高原~山形村~久慈渓谷~久慈市街と移り変わってゆく車窓が大好きです!

      いいね: 1人

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